大事な初戦を白星で飾る
大会連覇を目指す日本はGKに川島永嗣、DFは酒井高徳、吉田麻也、森重真人、長友佑都。MFはアンカーに長谷部誠、インサイドハーフに遠藤保仁と香川真司の3枚。そして前線は本田圭佑、乾貴士、岡崎慎司が並んだ。
ゴールドの背番号を背負った日本は8分、早速スコアを動かす。最終ラインからのビルドアップでボールを運ぶと、乾のパスがフリーの遠藤へ。コースを狙ったミドルシュートがゴール左隅に決まり、日本が欲しかった先制点を奪った。
日本のペースであることは変わらないが、その後はパレスチナにもボールを繋ぐ時間が生まれる。特にヌーマンはキープ力があり、突破は許さないもののボールを奪うことは簡単ではない。
そんな中で迎えた25分、左サイドからの折り返しが流れると香川が右足ボレーを放つ。これを岡崎が頭でコースを変えて、日本が2点目を決めた。
相手陣内でのプレーが長くなるも、パレスチナも人数をかけてブロックを作っており、攻めあぐねる場面が増える。それでも、乾の技術やインサイドハーフの飛び出しなどで相手を剥がしていく。すると44分、香川が倒されて得たPKを本田が冷静に決め、日本が前半だけで3点を奪った。
後半開始から、日本は乾に代えて清武弘嗣を投入。そのまま前線の左に入った。
49分、日本はゴール中央から遠藤がフリーでシュートを狙うもGKがセーブ。しかし、これでCKを得るとショートパスで香川に渡し、クロスを吉田が打点の高いヘディングで決めてリードを4点に広げた。
58分、日本は遠藤に代えて武藤嘉紀を投入。清武がインサイドハーフ、武藤は前線の左サイドに入った。
次第にファウルが増えたパレスチナは72分、マハイナが2枚目の警告を受けて退場となった。一人多い日本は80分、岡崎に代えて豊田陽平を投入。そのまま最前線でのプレーとなる。
日本は後半なかば、セットプレーからヒヤリとする場面を作られた。試合を支配できない時間もあったが、それでも無失点で終われたことは評価できるだろう。大会連覇を狙う日本が4-0で勝利した。
【了】
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