低調なパフォーマンスに終わった両サイド
本田不在で迎えた2015年の2戦目は苦しみながらも勝ち点1を獲得することができた。
エル・シャーラウィが足の打撲でベンチスタートとなったこの一戦、左ウイングにはボナベントゥーラが起用され、右にはニアンが今季初先発となった。
右SBとして先発したデ・シリオが前半ロスタイムに2枚目のイエローカードを受けて退場となったことで前半の45分のみの組み合わせとなったボナベントゥーラとニアンの両サイドだが、機能したとは言えない結果となった。
この日のミランは、開始わずか2分にメネズのPKで先制したものの、支配率で67%(トリノ)対33%(ミラン)、パス成功本数で439本対183本、アタッキングサードでのパス本数で170本対53本、シュート数で26本対8本、チャンスメイク数で22回対4回と全ての面においてトリノを下回った。
スタッツが示す通りチーム全体が精彩を欠いていたが、その中でも両サイドのパフォーマンスは特に酷いものだった。
データサイト『Squawka.com』で前半45分のパフォーマンス・スコアを見ると、ニアンは-14点でボナベントゥーラは2点。同じくデータサイト『Who Scored.com』のレーティングでもニアンは6.2点でボナベントゥーラは6.6点といずれも低い評価に終わった。
【次ページ】得意なはずのカウンターも機能せず