前回大会では準決勝進出。さらに上を目指す
セルゲエフは以前にも自身の得点力を証明し、2012年のAFC U-19選手権では7ゴールを挙げ、大会得点王になった。
「もちろんアジアカップでもトップスコアラーになりたいが、より重要なのはチームが勝つことだ」とバフタコール・タシケント所属の若者が試合後に語る。
「もし味方が良いポジションにいたらパスを選択するけど、仮に自分に得点チャンスがあれば、それを積極的に生かしたい。ゴールを獲ることは大好きだけど、それがチームを助けることにもなるからね」
ゴール前で正確性を求めるカシモフ監督は、ひどい天候によってウズベキスタンが能力を十分に発揮できなかったことを認める一方で、チームはボールを支配しつつ、自分たちのペースにもっていけたことを強調する。
「(相手が)100%の準備をしてきたとしても、90分のあいだ絶え間なくプレスをかけ続けることはできない。これがフットボールであり、自然な流れだ。我々はボールを上手く扱うことを得意とするが、激しい雨のせいで今日はそれが出来る状況ではなかった」
ウズベキスタンは、2011年のアジアカップ・カタール大会でオーストラリアに6-0で打ち負かされたものの、準決勝まで勝ち進むことができた。前回よりも上の成績を残せるポテンシャルがあるかどうかを問うと「もし得点を獲り続け、運が我々に味方してくれればね」と小さな笑みを浮べ、雪辱の機会を心待ちにしているようだった。
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