チェルシーアカデミー出身のテリー【写真:Getty Images】
プレミアリーグのチェルシーは現地時間の9日、21歳のチェコ人DF、トーマス・カラシュが現在チャンピオンシップ(イングランド2部)で4位のミドルズブラへ移籍すると公式サイトで発表した。
カラシュは昨夏にドイツ・ケルンへ期限付き移籍していた。しかし、ケルンのトップチームで出場することなく、再度今季終了までのローン契約でイングランドへ戻ることとなった。
CBと右SBをこなすカラシュは昨季終盤のリバプール戦などでは印象的な活躍を見せたが、チェルシーで新シーズンを迎えることは出来なかった。
チェルシーからは8日にも19歳のMF、ルイス・ベーカーがシェフィールド・ユナイテッドへローン移籍することが決定。
9日のイギリス『メールオンライン』によれば、今季チェルシーからローン移籍した選手は30人に到達したという。(今冬に完全移籍でミランに放出したフェルナンド・トーレス含む)
良好な関係を築くオランダのフィテッセには現在DFワラセ、MFジョシュ・マクイクランら3選手が所属。
以前にそのフィテッセから獲得したマルコ・ファン・ヒンケルはミラン、クリスティアン・アツはエバートンへ、それぞれシーズン終了までのローンで移籍している。
ほかにもトルガン・アザール(ボルシアMG)やルーカス・ピアゾン(フランクフルト)、ヴィクター・モーゼス(ストーク)、マルコ・マリン(フィオレンティーナ)といった若手や実力者たちもチェルシーでは出番を得られずに他クラブへ放出されている。
さらに、現在のチームでアカデミー出身者の主力選手が34歳のジョン・テリーのみという点も言及されている。
潤沢な資金力を活かして、ビッグネームを多く擁するチェルシー。プレミアリーグで首位を走るが、有望な若手選手たちはチームに居場所がなく、苦しい状況が続いている。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→