アレッサンドロ・デル・ピエロ【写真:Getty Images】
元イタリア代表で、昨年末までインドでプレーしていたアレッサンドロ・デル・ピエロが『FIFA.com』のインタビューに答え、今月12日に発表されるバロンドール受賞者についてコメントした。
クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ、マヌエル・ノイアーの3人が最終候補に残っている今年のバロンドールだが、デル・ピエロは「僕が予想するチャンスがあるならノイアーだ」とドイツのW杯優勝に大きく貢献した守護神が受賞すると予想。
そして「彼はドイツのW杯優勝に不可欠な存在で、バイエルンでも素晴らしいシーズンを過ごした」とノイアーの活躍を称賛し、「2006年のW杯で優勝し、ブッフォンがチームメートでFIFA最優秀選手にも選ばれたカンナバーロに僅差で敗れてバロンドール受賞を逃したときに似ているね」と8年前の栄光を振り返った。
一方、クリスティアーノ・ロナウドを「彼の個人スタッツは本当に印象的だった。多くの人は“モダンなプレーヤー”の概念について語るが、彼はモダンであるだけでなく未来だ」と絶賛している。
イタリア人選手が最終候補に1人も残らなかったことについて聞かれると、「疑いなくイタリアには僕のかつてのチームメートでもあるブッフォンやピルロのような高いレベルの選手がいる。だが、この賞においては代表チームもクラブも大会で結果を出せていないことが足を引っ張っている」と低迷するイタリアサッカー界に警鐘を鳴らした。
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