背番号10を背負うMF香川真司【写真:Getty Images】
アジア杯(オートラリア)に臨む日本代表は9日、合宿地を初戦が行われるニューカッスルに移して練習を行った。
2010年南アフリカW杯終了後、日本の新たな10番としてスタートを切ったMF香川真司。その4年間は、14年ブラジルW杯グループリーグ敗退という無念の結果に終わった。
それだけに「W杯で悔しい思いをして、その悔しさをピッチで証明して行くしかない」と新体制でのスタートに並々ならぬ思いを述べた。
引き続き背番号10を背負う今大会は、インサイドハーフとして迎えることが濃厚となっている。より運動量と守備への貢献が求められるポジションだが「チームが勝つためにハードワークすることが一番大事。まずはチームのために全力でどんなポジションでもやる」と“チーム第一”の姿勢を貫く覚悟を示した。
さらに、本人が「点を決めることで評価を上げてきた」と自負するように、前線へ積極的に飛び出すことで攻撃面でも貢献することにも「やはりそこは求められるもの。90分間あるうちで10回あれば10回行くくらいの意気込みでトライしたい」と意欲十分。
そして、連覇のかかる今大会へ向けて「しっかりと連覇して喜びを分かち合えるようにしたい」とコメントした。
その裏には、準々決勝カタール戦で2ゴールを挙げるなどチームをけん引しながら、準決勝の韓国戦で負ったケガによって決勝戦欠場を強いられた前回大会の悔しさがある。
「日本の強さをしっかり証明できるように、チームとして団結して戦いたい」と語る香川の胸には、アジアで圧倒的な力を見せる決意が込められていた。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→