“勝つサッカー”を体現するスタメンを読む
絶対に替えの利かないのは、ゴールキーパーのマット・ライアン(クラブ・ブルージュ)、アンカーの主将ジェデイナク、前線に君臨するカリスマ、ティム・ケーヒル(NYレッドブルズ)。この3人は不動の存在。
左右のウィングポジションの組み合わせにはかなりの選択肢があるが、ここは左にトミー・オア(ユトレヒト)、右にはマシュー・レッキー(インゴルシュタット)を推す。ロビー・クルーズ(レバークーゼン)は、ベンチから然るべきタイミングでピッチに放たれることになろう。
攻撃的MFには、ジェームス・トロイジ(ズルテ・ワレヘム)と豊富な経験を買って中東を良く知るベテランのマーク・ブレシアーノ(アル・ガラファ)が有力。しかし、若さと勢いのマッシモ・ルオンゴ(スインドン・タウン)が上記のいずれかに替わって先発の可能性もある。
4バックの顔ぶれの予想が一番難しい。W杯初戦のスタメンと同じ、センターバックにはアレックス・ウィルキンソン(全北現代)とマシュー・スピラノヴィッチ(WSW)、右のSBはイヴァン・フラニッチ(トルピード・モスクワ)の顔ぶれは、ほぼ間違いないだろう。
左のSBはジェイソン・デービッドソン(WBA)とアジズ・ベヒッチ(ブルサスポル)が横一線だが、ここはW杯での経験を買ってデービッドソンが起用されると読む。
自国開催でのアジアカップで悲願のアジア王者戴冠を成し遂げるには、最近の勝てないサッカルーズから完全に脱皮しなければならない。
まずは、開幕戦のピッチで何が繰り広げられるかに注目したい。もし、そこに「内容」と「結果」の2つの果実が実っていれば、サッカルーズの今大会でのV字回復も期待大ということになる。
サッカルーズは、監督の求める“勝つサッカー”でアジアで違いを見せられるか。その最大の“公開試験“であるクウェート戦のキックオフは、今夜8時(日本時間午後6時)に迫っている。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→