シェフィールド・ユナイテッド時代のエバンス【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティやシェフィールド・ユナイテッドでプレーしていた元ウェールズ代表FW、チェド・エバンス。
彼は2012年に強姦罪で有罪判決を受け、懲役5年の懲役を言い渡された。2年半の服役後、模範囚として釈放されたエバンスはフットボールの世界への復帰を目指している。
古巣シェフィールド・ユナイテッド復帰の話もあったがこれは叶わなかった。エバンスが復帰することに対しては、反対の署名が16万件集まるなど英国中で話題となっていた。
最近になって、新たにリーグ1(イングランド3部)のオールダム・アスレティックがエバンスに手を指しのべた。クラブのオーナー、シモン・コーナーは7日に「加入の確率は80%」と発言し、復帰は間近と考えられていた。
しかし、翌日に事態は一転する。イギリス『BBC』などがオールダムもエバンス獲得から手を引いたと報じている。クラブのスタッフやその家族に対する脅迫が届いたことが大きな理由のようで、さらに今回もエバンスと契約することについて反対の署名が集められ、その数は6万件を超えている。
服役前の2011-12シーズンには、3部リーグとはいえ36試合出場で29得点。ウェールズ代表歴もあり、将来を嘱望されていたエバンスだが、復帰への道は相当険しいものとなっている。
過去にも懲役処分を受けた選手が復帰した例もあり、賛否両論ある問題なだけに、まだまだ議論を呼びそうだ。
【了】
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