ナポリ監督就任が噂されているヴィンチェンツォ・モンテッラ【写真:Getty Images】
昨年の12月22日に行なわれたイタリア・スーパー・カップでユベントスを倒し、今季1つ目のタイトルを獲得したナポリ。しかし、指揮官のラファエル・ベニテス監督は今シーズンいっぱいの退任の噂が絶えない状態だ。
ナポリの後任には現フィオレンティーナ監督のヴィンチェンツォ・モンテッラが座ることになるかもしれない。イタリアメディア『フットボール・イタリア』が報じている。
モンテッラ監督はナポリのカステッロ・チステルナに生まれ育ったナポレターノだ。13歳の時にエンポリの下部組織に加入。その後エンポリ、ジェノア、サンプドリアといったクラブを渡り歩いたあと、当時中田英寿も在籍したローマで全盛期を過ごすこととなる。
指導者としてはローマの下部組織で指揮を取ったあと、2011年にクラウディオ・ラニエリ監督がローマを解任されトップチームに昇格。シーズン終了後にローマからカターニアに移り、監督として大きく評価を挙げた。2012年からフィオレンティーナの指揮を取り、2年連続でチームをヨーロッパ・リーグに導いている。
フィオレンティーナは現在セリエAで9位と低迷中。ナポリも今ひとつ勢いに乗りきれないだけに、シーズン終了後の監督交代は十分に考えられるといえるだろう。両指揮官の去就に注目が集まっている。
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