直前に監督交代。影響は…
アジアカップを目前に控え、パレスチナ代表は大きな変化を受け入れなければならなかった。
AFCチャレンジカップを制した時に指揮を執っていたジャマル・マフムード監督が“個人的な理由で”退任し、大会3ヶ月前の昨年10月にアフメド・アル・ハッサン監督が就任したのだ。
それもあってか、前監督の下でアジアカップ出場権獲得に大きく貢献したパラグアイ生まれのCBハビエル・コエネをはじめ、主力数人が大会直前にチームのメンバーから外された。
これについてパレスチナサッカー専門サイト『フットボール・パレスチナ』は「選手たちがメンバー選考に疑問を持っていているにもかかわらず、監督は自身の考えをしっかりと説明できなかった」と分析し、アル・ハッサン監督が選手たちの信頼を失っていることをうかがわせている。
実力はそもそも大会参加16か国の中でも最低クラスで、攻守ともに安定感のあるとは言えない陣容の中で主力級の不在がチームにどのような影響がでるかは未知数な部分が大きい。
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