フリスト・ストイチコフ氏とリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
元バルセロナのFWフリスト・ストイチコフ氏は6日、スペインラジオ『オンダ・セロ』で古巣の悲惨な現状について言及した。
90年代、バルセロナのフォワードを務めたストイチコフ氏は古巣に対して「バルサはカオスへと向かっていると思う」と、ネガティブな見解を出した。
「リーガを優勝したにも拘らずスタジアムに1万3千人しか集まらない、ファン・ハール監督の時代には戻りたくない。その道を歩んでいる」と付け加えた。
実際に、ストイチコフ氏はクラブの内部事情によってFWリオネル・メッシがバロンドールを逃すと考えている。退団の可能性も浮上した同選手については「彼はバルサでキャリアを終えるべきだ。そのためには見守って可愛がる必要がある」と語った。
サポーターの信頼を失いつつあるルイス・エンリケ監督は、メッシとの関係が急激に悪化しているが、ストイチコフ氏は「元の関係に戻すことはできると思う。話し合ってお互いのことを理解し合おうとする必要がある」と説いた。
しかし、メッシとネイマールに余分な休暇を与えた判断は理解できないようだ。ルイス・エンリケ監督はチームに遅く合流してリスクを避けるためスタメンから除外したと説明したものの、ストイチコフ氏は「彼等のせいではない。余分に休暇を与えたのなら帰ってからもプレーできると考えているからだ。皆公平に扱われるべきだ」と、同監督を批判した。
また、バルトメウ会長については「良い人だけどフットボールのことはあまりわかっていない。彼のせいではない。彼はある腰抜け(ロセイ元会長)が去ったから会長の座に就任した」と、曖昧なエールを送るも、ソシオは選挙でバルトメウではなくロセイを選んだため、新たな会長選挙が必要だとも主張した。
【了】
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