移籍実現のためにもアジア杯で活躍を
「今は考える余裕がないけど、1月の移籍の可能性はなくはないと思う。別にそれを遮断するわけじゃないし、『冬はもうない』とも考えてない。自分はいつもチャレンジャーとしてやりたい気持ちがある。そういう自分の直感を信じて、最後は決めることになると思うんですけど」と。
移籍の話というのは、予期せぬタイミングで動き出すものだ。昨年1月の本田圭佑のCSKAモスクワからACミランへの移籍、9月の香川真司のマンチェスター・ユナイテッドからボルシア・ドルトムントへの復帰も突然の出来事だった。
岡崎自身の初めての海外挑戦も、思い起こせば4年前の2011年アジア杯(カタール)直後。
決勝のオーストラリアとの死闘を制した翌日、彼はシュツットガルトへと旅立っていった。今回ももしかすると、オーストラリアからいきなりイングランドへ渡ることにならないとも限らない。
そういうステップアップを現実のものとするためにも、アジア杯2連覇はもちろんのこと、彼自身も華々しい活躍を見せたいところ。前回大会ではサウジアラビア戦でのハットトリックによる3点にとどまっただけに、1試合1点ペースでゴールを記録するくらいのハイペースが望ましい。
今季マインツでも、オークランド・シティ戦でもそうだが、今の岡崎は最後の最後でもしぶとく1点を取れるだけの底力がある。
まずはその際立った得点能力を前面に押し出すこと。その結果として、本人が望むような新たな人生が開けるはずだ。
【了】
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