レアル・ソシエダ戦ではベンチに置かれたFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナはかつてない苦境に立たされている。スビサレッタ元SDが解任されプジョル氏も辞任した中、チームのスターFWリオネル・メッシとルイス・エンリケ監督の関係は急速に悪化している。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』とスペインラジオ『カデナ・コペ』が5日に伝えている。
同僚より遅い2日にチームに合流したメッシは、ルイス・エンリケ監督曰く長い旅路での疲労によって「リスクを冒したくなかった」という理由でレアル・ソシエダ戦ではベンチに置かれた。
同紙によればこの決断はメッシを怒らせ、試合中にL・エンリケ監督と口論している姿が見られたという。なお同監督の右腕である心理学者ホアキン・バルデス氏も同選手の怒りを受けたらしい。
『ムンド・デポルティボ』によると両者は、2日に行われた練習試合でL・エンリケ監督が下したある判断にメッシは不満を見せ、口論に発展したと伝えている。
また、スペインラジオ『カデナ・コペ』によるとメッシは、アストゥリアス出身の指揮官がチームの不調の責任者だと考えており、権威主義的な判断を下す自身がロッカールームの支配者だと勘違いしていると考えているという。更に、敗戦してもなお同監督を擁護するフロントにもメッシは耐えられない模様だ。
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