アレクサンドル・ラカゼット【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティが次世代のストライカー探しに着手したようだ。オリンピック・リヨン所属のFWアレクサンドル・ラカゼットの獲得に向け、日曜日に行われたフランスカップ・ベスト64のRCランス対リヨン戦にスカウトを派遣したと5日、英メディアの『マンチェスター・イブニング』が報じている。
ラガゼットは2003年にリヨンの下部組織に入団。各年代の代表では、08年のU-17欧州選手権で準優勝、10年自国開催のU-19欧州選手権で優勝を経験。またU-20W杯では5ゴールを挙げチームを4位に導き、自身もブロンズシューズを獲得した。
今季は国内リーグで21試合に出場し、既に昨季の15ゴールを上回る19ゴールを記録。欧州主要リーグではレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ驚異的なペースで得点を量産している。
16年母国開催の欧州選手権でもゴールが期待される若手有望ストライカーには、シティの他にアーセナルやリバプールも興味を示しており、争奪戦は必至。
リヨン会長のジャン=ミシェル・オラスは1月の売却を否定しているが、シティが獲得に乗り出しているスウォンジーのコートジボワール代表FWウィルフリード・ボニのアフリカ・ネーションズ杯参加の影響により、ラカゼットの今冬移籍が現実味を帯びている。
シティはFWセルヒオ・アグエロとFWエディン・ゼコが怪我で戦列離脱しており、故障明けのFWステファン・ヨベティッチや本職はMFのジェームズ・ミルナーがトップに入るなど、後半戦に向けて攻撃陣が手薄。
プレミアリーグ第20節終了時点でチェルシーと並び首位に立っているものの、FWジエゴ・コスタやFWディディエ・ドログバを擁するライバルチームに引けをとらないゴールマシーンを前線に配置したいところだ。
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