アンド二・スビサレッタ氏【写真:Getty Images】
バルセロナは5日、アンド二・スビサレッタSDとの契約を解消したことを公式サイトで発表した。スペイン紙『スポルト』と『ムンド・デポルティボ』がアンケートを行ったところ、それぞれ90%と85%がこの決断に賛成しているという結果が出た。
バルセロナの公式声明では、バルトメウ会長の決断であると記されている。また、クラブの代表として、A・スビサレッタ氏のこの4年間の貢献、献身、プロフェッショナルとしての姿勢に感謝の言葉を差し伸べた。
なお7日の18時(日本時間で8日の2時)、スビサレッタ氏の解任の理由を説明する記者会見が開かれるとも伝えた。
86年から94年までバルセロナのGKとして活躍したスビサレッタ氏。2010年にロセイ元会長と共にSDとして就任してからは、プジョルの後釜を獲得するという任務が課されていたものの、今季は未だにデビューせず手術を受ける羽目になったヴェルメーレンの加入や力量不足のドグラスの獲得によって批判が集中していた。
現地では同氏は既にバルトメウ会長の信頼を失くしていたものの、新たなSD適任者がまだいないため解任されていなかったと報じられていた。しかし、4日に0-1で負けたソシエダ戦後の発言によって解任されたのではないかという可能性が浮上している。
18歳未満の選手獲得と登録に関する規定に違反したことによって、FIFAに科された選手獲得禁止処分について聞かれた際スビサレッタ氏は、当時のスポーツ部門副会長がバルトメウ氏だったと強調し「何が起こったかは彼がわかっている」と、同会長に責任を押し付けた。
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