豪州対日本の決勝戦が理想
――大会前のトレーニングキャンプも始まっています
全ての参加国が豪州国内でキャンプを行っており、それに伴う経済効果は我々にとって喜ばしいものです。さらに、ヨルダン代表が地元の若手選手とともにトレーニングをするなど、大会が地域社会と関わりをもつことも素晴らしいことです。
――チケットの売行きはいかがですか?
私たちが想定する数字をわずかに上回っている状況です。23日間で32試合が行われる大会のチケットを全て売るのは大変な作業ですが、現在の売行きには満足しています。豪州代表の試合が人気なのはもちろんのこと、日本、韓国、中国、イラン代表のような多くのサポーターを抱える国々の試合でもスタジアムが埋まることを期待しています。
日本は豪州と良いライバル関係を築けているため、両国による決勝戦が私たちにとって完璧なシナリオでしょうね。
――5つの開催地は全て東側にあります。なぜアデレードやパーズなど西側の都市は使わないのですか?
豪州内全ての州政府に大会招致の競売をかけたところ、東海岸のそれぞれの州が参加を名乗り出ました。西や南エリアに住むファンにとっては自分たちの都市で試合が行われないのは非常に残念なことですが、美しい都市で一大イベントを観戦でき、国家や連邦政府から多大な援助を受けた今大会の開催を国中の人々が待ちわびています。
――大会を運営するにあたり、どのようなサポートがあったのでしょうか
メルボルンでは、AFL、Aリーグ、またはラグビーの地元チームが使う体育館を報道センターとして利用し、公園や学校をトレーニング施設として明け渡します。アジア杯の2週間後にはクリケットのW杯が始まるため、互いに素晴らしいサポート体制を築くことで、豪州ではあまり見られない、スポーツの垣根を越えた助け合いが実を結んでいます。
――豪州へ来る人々にアドバイスはありますか?
1月は一年で最も美しい時期です。温暖で暑過ぎず、試合は夕方から夜にかけて行われるため、家族のお祭りのような雰囲気になるでしょう。我々はサッカーファンにアジア杯を通じて観光も楽しんで頂くことを望んでいます。開催地の都市は美しいものに溢れているため、訪問する方々はぜひ豪州観光ウェブサイトをご覧になってみて下さい。
【了】
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