開幕まで5日、徐々に盛り上がりを実感
後半に入ると、両チームとも大分体が動くようになってきて、試合もある程度動いた。本田がらしいプレーを見せると観客も沸き、後半終了間際の岡崎慎司のゴールではこの日一番の歓声が沸き起こった。
試合後、ミックスゾーンで現地でお馴染みのFOXテレビのフットボール・コメンテーター、アダム・ピーコックに話を聞いた。彼の発言は、おそらくはここオーストラリアのサッカー好きの日本評を包括的に言い表している気がするので、まとめて紹介しておきたい。
「テレビなんかで何度も見ている日本とそのスター選手が目の前でプレーしていることに興奮している。昨日、到着した選手が今日(4日)もう試合をしているということがすごいことだし、そういう状況下でも本田なんかは質の違いを見せているのだから、そこが日本の強みだと思う。
ここから(気候への馴化やコンディションが上がって)もっと良くなると思うと、戦力的なバランスや深みから見ても、やはり日本は大会の優勝候補筆頭だね。
(大会の予想は?) いつも聞かれたら、日豪戦こそ決勝に相応しいと答えている。もちろん、結果は”前回”とは違ってもらわねば困るけどね。日豪戦では、なぜだかわからないけどサッカルーズはいつもより良い戦いを見せるし、結果はイーブンに近いだろうけど、最後はサッカルーズに勝ってもらわないとね(笑)。
日豪戦は、とにかくアジアに留まらず、世界でも有数の(サッカーでの)ライバル関係だと思うから、1月31日にはその対戦が見たい」
大会開催まで5日を切って、今回の試合のように実際に大会に参加するチームのプレゼンスが見えるようになってきて、ようやっと大会の盛り上がりを現地でも実感できるようになってきた。
このアジア最大のスポーツイベントの現地の盛り上がりの模様を”豪州番”として可能な限り、切り取っていければと思う。
【了】
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