握手を交わすメッシ(左)とモイーズ監督(右)【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラの第17節で、バルセロナを1-0で下したレアル・ソシエダのデイビッド・モイーズ監督。イギリス『BBC』が試合後、同監督のコメントを伝えている。
就任後、リーグ戦での2勝目を挙げた気分を「エバートンの初めの頃に似ている」と表現したモイーズ。
エバートン時代はアーセナルやリバプール、マンチェスター・ユナイテッドいった強豪と競い合っていた。R・ソシエダを率いる現在も当時と同じような境遇にある。
「バルサやレアル・マドリー、アトレティコ、バレンシア、セビージャといったクラブとトップリーグで競い合っていきたい。そのためにはより強いチームを作り上げる必要がある」と、今後に向けた意気込みを語った。
強敵バルセロナを倒したことについては、以前から頭に思い描いていたようだ。
「エバートンやユナイテッドにいた時もバルセロナについて話していた。彼らの試合を見ていたし、どうすれば結果を残せるかをいつも考えていた」
「今夜、その機会が訪れた。長い夜だった」と、試合を振り返った。開始2分に、ジョルディ・アルバのオウンゴールで先制点を得た後は、88分間そのリードを守り切った。
バルセロナのルイス・エンリケ監督はリオネル・メッシ、ネイマールといった選手をベンチスタートとした。そのことについてモイーズは「予期していた」と話している。
「私もビッグクラブを率いていた。多大な戦力を備え、多くのゲームを控えている場合、選手をフレッシュな状態で保つためには休息を与えることも必要」
この勝利でR・ソシエダは勝ち点を18に伸ばし、13位に浮上した。一方で足踏みとなったバルセロナ。2位はキープしたものの、3-1でレバンテを下したアトレティコに勝ち点38で並ばれている。
【了】