オークランド・シティのDF岩田卓也【写真:Getty Images】
日本代表は4日、アジア杯へ向けた合宿を行っているオーストラリア東部セスノックでクラブW杯3位のオークランド・シティ(ニュージーランド)と練習試合を行い、2-0で勝利を収めた。
対戦相手となったオークランド・シティのラモン・トリブリエット監督は、日本代表の印象について「予想していた通り、素晴らしい選手たちがいるとても良いチームだった」と振り返った。
それでも、試合については「日本よりも(オークランドの方が)ポゼッションできていた。セミプロチームの我々が、プロ、しかも日本のように強い代表チームを相手にそのような内容で戦えたことは評価していいと思う」と敗れはしたものの内容に胸を張った。
そして、「日本には、ぜひ、このアジア杯での健闘を祈りたい」とエールを送った。
また、キャプテンの元ニュージーランド代表DFイヴァン・ヴィセリッチは
「独自のスタイルを持った良いチームだった。我々にも同点にする好機はあったけど、やはりそうはさせない地力を日本には感じた」と、その強さを称えた。
最後には監督同様に「とても良いチームだし、大会の優勝候補の一角であることに間違いはない」とエールを送った。
さらに、オークランド・シティに所属する日本人DFの松本光平は「一つひとつの質が違った。自分の持ち味のオーバーラップをする機会もなかった」と力の差に脱帽しつつも、「(プレー時間は短かったけど)とても大きな経験になった」と今後の成長への糧とすることを誓った。
一方で、もう1人の日本人DF岩田卓也は「強気に聞こえるかもしれないが、戦えない相手では決してなかった」と手応えを感じた様子。そして「クラブW杯のような出来だったら、もっと良い試合になったけど、(オフ明けすぐの)今日は完全にやられてしまった」とコンディションの悪さを嘆いていた。
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