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日本代表 10年前

「真司にとっても我慢」。本田も理解を示す香川の苦悩。新たなポジションをモノにできるか

オークランド・シティとの練習試合を2-0で制した日本代表。しかし、香川真司はいまだインサイドハーフへの順応に苦しんでいる様子だった。アジアでの戦いと通して新たなポジションを自らのモノとできるだろうか。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

ベストメンバーで臨んだ新年の初戦

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左インサイドハーフで先発した香川真司【写真:Getty Images】

 1月2日に千葉県内での国内合宿を終え、2015年アジア杯が行われるオーストラリアへ移動した日本代表。

 3日に事前キャンプ地・セスノック入りして初練習を行い、4日には2014年FIFAクラブW杯3位に入ったオークランド・シティとの練習試合を消化。遠藤保仁(G大阪)と岡崎慎司(マインツ)のゴールで 2-0で勝利した。

 ハビエル・アギーレ監督はこの試合を本番の前哨戦と位置づけ、現状でのベストメンバーを起用。4-3-3の布陣で挑んだ。

 先発したのはGK川島永嗣(リエージュ)、DF酒井高徳(シュツットガルト)、塩谷司(広島)、森重真人(FC東京)、長友佑都(インテル)、アンカー・長谷部誠(フランクフルト)、右インサイドハーフ・遠藤保仁(G大阪)、左インサイドハーフ・香川真司(ドルトムント)、右FW本田圭佑(ミラン)、左FW乾貴士(フランクフルト)、トップ・岡崎。

 吉田麻也(サウサンプトン)は合流間もないため出場が見送られ、インフルエンザでまだ日本にいる柴崎岳(鹿島)と現地入り後に発熱を訴えた豊田陽平(鳥栖)も欠場した。

 スタートから後半15分まではこのイレブンで戦い、前半33分に長友のクロスのこぼれ球を遠藤が遠目から打ったシュートが相手に当たってゴール。幸運な1点が入った。

 そして1-0だった後半16分、遠藤、香川、乾を下げて、今野泰幸(G大阪)、清武弘嗣(ハノーファー)、武藤嘉紀(FC東京)を投入。停滞しつつあった流れを変えることに成功する。

 後半40分には足のつった塩谷に代わって昌子源(鹿島)が入るアクシデントも起きたが、その4分後、今野→本田→清武→と岡崎と途中交代組が絡んで2点目が生まれた。結果的に無失点勝利で2015年初戦を締めることができた。

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