ロシアで将来有望な若手選手の命が銃撃によって奪われるという悲劇が起こってしまった。
英『ガーディアン』など欧州の複数メディアが伝えたところによれば、ロシア2部のアンジ・マハチカラに所属する20歳のMFガサン・マゴメドフは3日、自宅近くで自分の車を運転していたところ、マシンガンによる銃撃を受けた。
その後病院に運ばれたものの、搬送途中で命を落としている。
マゴメドフは1994年1月17日生まれの20歳。主にアンジのリザーブチームで主力としてプレーし、将来を期待されていた。
アンジの本拠地であるマハチカラはロシア連邦内のダゲスタン共和国に位置し、チェチェン紛争の舞台にもなった。いまもイスラム原理主義者らによる民族対立は続いており、比較的治安の悪い地域として知られている。
2012年にはイスラム教の指導者を標的にした自爆テロなども発生しており、街中では銃も簡単に手に入れられるとのことだ。
なお、この一件の動機などは不明で、いまだ犯人は捕まっていない。
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