3度目のアジアカップに臨む川島永嗣【写真:Getty Images】
日本代表は2日、アジアカップに向けた国内合宿最後の練習を行った。チームはこの後夕方の便でオーストラリアに向けて出発する。
負傷から復帰したばかりの川島永嗣は「うまく感覚を取り戻しながらここまでやってきて、今日全体に合流してやって問題なかったので、これから普通にやれるのではないかと思います」と自身の状態についてコメント。
コンディション調整がメインの国内合宿から、2度の練習試合なども行うオーストラリアでの事前合宿に移行するが、「内容とともに気持ち的にもオーストラリアへ行ったらどんどん上げていきたい」と開幕に向けて意欲的な姿勢を見せている。
2007年、2011年に続く3度目のアジアカップ出場となる川島は「1回目はベトナムだったり、この前はカタールだったり、場所によって違いも出てくると思うし、例えば中東で中東の相手とやるというのは違うと思う」とこれまでとはまったく異なった大会になることを指摘した。
日本がグループリーグで対戦する中東3ヶ国について「本当に何が起こるか分からない部分もあるし、相手も1本のチャンスを死ぬ気でモノにしようとしてくる」と情報の少なさと相手のレベルの高さに警戒を怠ってはならないと語る。
ブラジルW杯では苦杯をなめた日本代表だが、川島はこの半年でチームとしての成長を実感している様子で、「自分たちは結果を欲しているし、ここでさらに日本のサッカーが成長していくための1つの大きな大会」とアジアカップを位置づけている。
一方でただの仲良しグループでは意味がないことも強調し、「厳しいところは厳しく言いながら、お互い切磋琢磨しながら、より強いグループに大会を通してなっていけたらいい」と、チームのさらなる成長を見据えた。
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