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日本代表 10年前

「結果と内容、どっちも求める」。アジア杯で二兎追う本田圭佑。さらなる高い壁への挑戦

1月1日、日本代表合宿で本田圭佑が口を開いた。目の前に迫ったアジアカップに向け、元日だからこその思いがあるようだ。W杯とも違う思い、大会への意気込みを語った。

text by 元川悦子 photo by Getty Images

「明らかにW杯とは精神面で違ってくる」

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本田圭佑がアジアカップへの意気込みを語った【写真:Getty Images】

 ブラジルW杯での惨敗というショッキングな出来事のあった2014年が幕を閉じ、2015年へと突入した。日本サッカー界にとって最初の関門は、1月に行われるアジアカップ。コンフェデレーションズカップ出場がかかった大事な大会で、絶対に負けるわけにはいかない。

 本田圭佑(ミラン)は新年初練習を終えて、「元日も普段も変わらない気持ちで臨めるのが理想かもしれないですけど、でも自分は日本人なんで。大晦日や元日っていうのは心機一転というか、いろんなものを決めるのもこの時期だし、まとめて反省するのもこの時期。そういった意味では元日は特別な思いはありますね」とコメント。特別な日に、4年に一度のビッグトーナメントに向けて、具体的なイメージを語った。

「今回のアジアカップはあくまでも通過点に過ぎないのかなと。これをステップに海外へ移籍して行く選手、これから活躍していく選手、ビッククラブへ移籍するような選手とかが出たり、JリーグもさらにACL(アジアチャンピオンズリーグ)とかで盛り上がったりしていけばいい。日本サッカー界全体が力を合わせてこの2015年を盛り上げて、結果を残していくことが大事なんじゃないかと思います。

 この大会は前回優勝していますし、日本に挑戦してくるチームもいる。それをどういった形で受け止めるか、試合に臨むかというのは、明らかにW杯とは精神面で違ってくる。上から挑んでいくと難しいし、危機感は持っていますけど、自分たちのサッカーを突き詰めていくことが重要なんじゃないかなと。優勝できる可能性をちょっとでも高めるためにも、精神的にどう挑むかが大事ですね」

 この1年間で本田を取り巻く環境は劇的に変化した。2014年1月に移籍した新天地・ACミランでは当初、チームに適応しきれず、苦しんだ。その影響もあったのか、W杯でも1点にとどまり、チームを勝利に導けなかった。しかし、8月から開幕した今季のセリエAではゴールを量産。その後、得点数は伸び悩んだが、チームの柱になっている。

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