パリ・サンジェルマンのFWイブラヒモピッチ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマンのFWイブラヒモピッチが、セリエAローマへの移籍を希望しているとみられている。30日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じた。同紙ではイブラヒモビッチの友人であり、スウェーデン日刊紙の記者である人物のインタビューを掲載している。
それによるとイブラヒモビッチは来年34歳になり、サッカー選手としてのキャリアを終えるクラブについて考え始めている。2012年夏にACミランから移籍しプレーしているPSGは、それにふさわしくないと感じているのだという。代理人のミーノ・ライオラ氏は、ローマのサバティーニGMと連絡を取っているものの、ローマ側は現状況では移籍話にブレーキをかけている状態で、交渉が進むのは今季終了後ではないかといわれている。
またイブラヒモビッチを11年前から取材し続けており、プライベートな付き合いもあるのがスウェーデン紙「Aftombladet」のジェニファー・ウェーゲルップ記者で、次のように話している。「個人的な見解だけれど、ズラタンにとって環境を変えるのはよいことだと思う。彼は子供たちが育ったイタリアに心を残してきている。パリも美しい街だけれど、PSGのロッカールームの雰囲気は冷え切っているようですっきりしないと言うし。3年たった今、環境を変えてもいいのではないか。アヤックス、そしてインテルに所属していた時みたいに」と話した。
ローマについては「彼はローマのようなレベルの高いチームでポテンシャルを発揮できる。アヤックス時代、当時のローマのカペッロ監督が彼を欲しがっていたのを知っていた。けれども結局、ユーベに移籍した」と、以前は縁がなかったと明かした。
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