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アジアでの悔しさとカナダで得た手応え。女子W杯まで半年、阪口夢穂が振り返る2014年

text by 青木務 photo by Getty Images

再び世界の頂点に立つために

アジアでの悔しさとカナダで得た手応え。女子W杯まで半年、阪口夢穂が振り返る2014年
なでしこジャパンにはW杯連覇がかかる【写真:Getty Images】

 なでしこジャパンのサッカーを表現するには慣れが必要だと阪口は言った。だが継続的に招集されている若手はおり、彼女たち自身もステップアップする段階に入っていなければならない。

 今年はアジアカップとアジア大会というふたつの公式戦があったが、世界との距離を測るには十分とは言えない。

 ここまで積み重ねてきたサッカーが、強豪国に対してどれだけ発揮できるか。その答えはまだ見つかっていない。しかし、少なくともカナダとの2連戦が、再び世界の頂点に立つ上での最低ラインとなるだろう。

 W杯本番まで代表での活動は限られており、その中で力をつけていく必要がある。11日の会見で佐々木監督は、来年3月のアルガルベカップでは絞り込んだメンバーで臨むと明かした。大会連覇への準備は最終段階に入ろうとしている。

 アジアで味わった悔しさとカナダで得た手応えは、決して無駄にしてはいけない。これまでに得たものを糧に、なでしこジャパンはいよいよW杯イヤーを迎える。

【了】

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