苦戦続きのなかで光を照らすゴール
【第2位:イルカイ・ギュンドアン】
12月5日 ブンデスリーガ第14節 対ホッフェンハイム戦(1-0):17分
前節フランクフルトに敗れて最下位に転落したドルトムントは、クロップの今季一番とも言える覚悟を持って、ホッフェンハイムとの一戦に臨んだ。
そして17分、香川に代わってトップ下に起用されたギュンドアンがチームの窮地を救う。オバメヤンの折り返しに、渾身のダイビングヘッド。長期離脱明けの今季初となるゴールを決めたギュンドアンは、高くジャンプし、拳を力強く突き出した。
クロップも「地下室から飛び跳ねる(ビルト紙)」。このまま1-0で試合を終えて、ドルトムントは14位に浮上する。一端は危機を脱した。
【第1位:チーロ・インモービレ】
12月17日 ブンデスリーガ第16節 対ボルフスブルク戦(2-2):76分
前節ヘルタ・ベルリンに敗れたことで、降格圏の一歩手前の16位に再び後退したドルトムントは、前半戦のホーム最終戦にボルフスブルクを迎える。
8分、インモービレのクロスにオバメヤンが幸先よく先制するも、29分にはデ・ブルイネに直接FKを突き刺されてしまう。1-1のまま攻防が続いた76分、ゴールを決めたのはインモービレだった。
昨季セリエA得点王は、その名に違わない得点能力を発揮してゴール裏へ駆け付けると、ファンとハイ・タッチを交わし続ける。結果の出ていないリーグ戦での鬱憤を晴らすかのようだった。
1ゴール1アシストのインモービレは「移籍後ベストの試合(ビルト紙)」を見せたが、ドルトムントは終了間際に同点に追いつかれ、試合は2-2で終了する。
苦しい戦いが続いたからこそ、こういったゴールが際立つ。困難な前半戦があったからこその、歓喜に沸く戦いを後半戦のドルトムントには期待したい。
【了】
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