古巣復帰戦で劇的なゴールを挙げた香川
【第4位:香川真司】
9月13日 ブンデスリーガ第3節 対フライブルク戦(3-1):41分
今夏マンチェスター・ユナイテッドより電撃復帰し、連日ドイツメディアを「帰還」の文字で賑わせた香川は、復帰後初戦となるフライブルク戦で早くも先発出場する。欧州選手権予選で負傷したロイスの代役を期待されてのことである。そして香川は周囲の期待に見事に応えた。
41分、ラモスの折り返しを、正確に的を射抜くようにしてゴールを決める。スタジアムでは「究極の狂喜“kagawa”が爆発した(ビルト紙)」。香川は64分に交代となったが、34分には先制点を呼び込むグロスクロイツへの「輝くパス(ビルト紙)」を見せている。
【第3位:マルコ・ロイス】
11月1日 ブンデスリーガ第10節 対バイエルン戦(2-1):31分
リーグ戦4連敗中という苦境の中で昨季王者との一戦を迎えたドルトムントだったが、ライバルの名に恥じない戦いは見せた。
31分、流れるようなカウンターで中央の香川からボールを受けたオバメヤンが、右サイドを駆け上がる。折り返しにロイスが飛び込んだ。頭で合わせて先制する。ロイスは胸のBVBのマークを手で叩き、クロップはベンチの前で咆哮した。
しかし70分以降に逆転を許す。「巨大な頂上決戦(ビルト紙)」の第1幕はバイエルンに軍配が上がった。
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