湘南時代の高山薫【写真:Getty Images】
湘南ベルマーレは24日、柏レイソルから高山薫を完全移籍で獲得したと発表した。
高山は2011年から2013年までの3シーズン湘南で主力として活躍し、同クラブのJ2降格と同時にJ1の柏へ移籍していた。
今回は復帰という形になるが、J2を圧倒的な強さで制した古巣に「簡単に入れるとは思っていません」とコメントした一方で、「もう一度本気で湘南の一員として戦いたい」と決意を語っている。
今季は柏でリーグ戦32試合に出場して4得点を記録。セカンドトップという新境地を開拓し、プレーの幅を大きく広げていた。
しかし、同じポジションに大津祐樹の加入が決定し、湘南に期限付き移籍していた武富孝介の復帰も決定的。さらにエースの工藤やドゥドゥの台頭もあり、厳しい状況に立たされていた。
湘南には浦和レッズから山田直輝の加入も決定的で、ポジション争いは苛烈だが、チョウ・キジェ監督の戦術を熟知し、J1での戦いを経験している主力クラスの帰還は心強い補強となる。
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