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[INTERVIEW]野呂輝久代表取締役社長 新スタジアムに見る夢

text by 鈴木康浩 photo by GANBA OSAKA , Stadium construction fund-raising organization , editorial staff

VIPルームの部屋貸しが有効になる理由

[INTERVIEW]野呂輝久代表取締役社長 新スタジアムに見る夢
新スタジアムで一試合平均2万4000人を集めればガンバの未来は開ける【写真:Kenji Yasuda】

――その300万人商圏に対してのアプローチというのは、考え方としては法人がスポンサーになってくれる、イコール社内でガンバを宣伝してくれるという。

「福利厚生などで意識してくれるでしょうね。私の肌感覚ですが地元企業で10人規模の事業所であれば一人はガンバ好きの社員がいますね。社長さん自身が熱烈なファンということも少なくありません。そういう人たちが核となって広がるし、福利厚生でスタジアムに行こうとなれば、ここでVIPルームの部屋貸しが有効なんですよ。一試合ごとに部屋貸しがあるし、福利厚生の経費で落ちるから、『じゃあ20人で行こう』となると。普段は安い席で観戦していても、年に1回か2回、ビッグマッチのレッズ戦やセレッソ戦では『じゃあ、今回はバルコニーシートで観ようか』となったりする」

――なるほど。もう地元企業へのアプローチは行き届いた手応えがありますか?

「ええ、ありますね。募金にしても初めは個人の額が5000万円を越えるのも難しかったんですから(12月中旬時点で2万9800人の合計4億8300万円)。いまはもうね、みんなが待っているんですよ。『12月にしようかな?』『タイトルを獲ったら募金しようかな?』という感じで。もう新スタジアムのことを知らない人はいませんよ。だって『あそこにできるんだ』とわかるわけですからね」

――もうスタジアムの骨組みが出来ていますからね。向こう側は大型ショッピングモールでしょうか。

「ええ、三井不動産さんのショッピングモールとエンターテイメント施設です。この辺り一帯は環境アセスメントをしっかりやって、交通問題、渋滞問題、振動問題、景観の問題、色々とクリアして周辺住民の理解を得てきたんです。それで土日になったらショッピングモールのほうが平均6万人、新スタジアムが最高4万人、重なったら10万人。ディズニーランドもびっくりですよ」


続きはフットボールサミット第27回でお楽しみください。

寄付金でつくる日本初のスタジアムの募金期限は2014年12月31日まで。
募金の詳細は[スタジアム建設募金団体公式HP:http://www.field-of-smile.jp/]へ。

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