行方不明のFWロナウジーニョ【写真:Getty Images】
元ブラジル代表のFWロナウジーニョの行方がわからなくなっているようだ。21日のメキシコ紙『レコード』が伝えている。
今夏にブラジルのアトレチコ・ミネイロからメキシコのケレタロに移籍したロナウジーニョ。チームは12月の初旬に後半戦へ向けて始動したが、そこにロナウジーニョの姿は無かったという。そして、すでに20日あまり経過した現在もその消息は不明のようだ。
ケレタロのホアキン・ベルトランSD(スポーツディレクター)は同紙に対し「先週まで彼は姿を見せていない。彼は後半戦前の重要な期間を逃している。連絡が何もない」と、明かしている。
また、同紙は原因としてメキシコの政治家カルロス=マヌエル・トレビノ・ヌニェス氏による人種差別発言が原因ではないかと見ている。
同氏はロナウジーニョの入団会見の後、自身の『フェイスブック』に「我慢しようとしたが、サッカーが好きではないし、それによって起こる低レベルな現象も大嫌いだ」と、掲載。さらに「嫌になるのは、人々が道路を封鎖してあふれかえるときだ。帰宅するのに2時間もかかった。その原因が”サル”とはね。ブラジル人だが、”サル”であることに変わりはない」と、ロナウジーニョに対し”サル”と発言している。
この投稿はすぐに削除されたが、メキシコのメディアが報道。同選手はこの発言に心を痛めていたようだ。
ロナウジーニョ自身は『フェイスブック』や、『ツイッター』で発言をしており、生存は確認されている。しかし、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)やニューヨーク・レッドブルズが同選手に興味を示していることから、このままアメリカへ渡る可能性もゼロではない。
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