チェルシーのモウリーニョ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、シュミレーションやダイブなどのプレーに対し、ビデオ判定を行うことに反対している。21日のイギリス『BBC』が報じた。
ダイブの問題については、第16節でのチェルシー対ハル・シティ戦で話題となった。この試合でチェルシーのジエゴ・コスタ、ウィリアンの両選手は、クリス・フォイ主審によってダイブと判定されイエローカードを受けている。
さらにDFのガリー・ケイヒルが相手ペナルティエリアでダイブ(に見えるプレー)をしたことで、ハルの指揮官スティーブ・ブルースはこれを激しく非難していた。
しかし、モウリーニョはビデオ判定に否定的だ。「(ビデオ判定のための)独立委員会によって検証し、処分を下すなんて良くないことだ」と話している。
「ペナルティエリアで何が起きているのか、そこには重要な決断が必要とされる。そのために独立委員会は上手く働かない」とコメント。
さらにモウリーニョは「昨季のことは覚えている。処分される選手もいたし、そうでない選手もいた」と、基準の曖昧さに対して苦言を呈している。
「ピッチに倒れた選手を蹴っても処分されない選手を見た。そうじゃないもっと些細なプレーで処分を受けた選手も見た」
「フェイスブックやインスタグラムで馬鹿げたコメントをして罰せられる選手もいれば、そうでない選手もいる」
モウリーニョは、このように処分の基準が明確でない以上はビデオ判定は導入すべきでないと考えているようだ。
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