後半戦へ必然を打ち壊す“武器”となるか
試合後のスタッツを見ても、73分間のプレーでシュートは開始2分に枠をとらえたミドルの1本のみ。パスは19本と非常に少ない本数にとどまった。
その結果、本田もミランもローマを封じるための守備プランは機能したものの、ローマを撃破するための攻撃プランは機能しなかったといえる。
結果論ではあるが、トータルで見てローマ優勢の前半も、ミランペースの後半立ち上がりも、70分のアルメロ退場も、0-0のドローも必然の結果だったのかもしれない。
ミランは本田を含めたサイド攻撃、ローマはピアニッチ。両チームともに、その必然を打ち壊す“武器”を持たない“丸腰”の状況で戦いを繰り広げていたということだ。
本田は今後、アジア杯に臨む日本代表に合流する。期待通りに決勝まで勝ち進めば、ミランへの合流は2月7日のユベントス戦が有力となる。その間、チームは5試合を消化するため、状況次第では再びポジション争いを強いられる可能性もある。
クラブへの帰還後、ポジションを守るためにもミランが来季の欧州大会出場権を獲得するためにも、本田には必然を打ち壊す“武器”となる活躍を期待したい。
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