「味方がもう少し僕を理解出来ればとれていたなっていう場面もあった」
「(勝ち点1を取れて良かったのか、1しか取れなかったのか?)まあ、どっちもじゃないですか。それまでは、後半入り方は良かったんで、勝ちにはいっていたんですけど退場してからはちょっと戦術が変更したかなと思います」
全員守備で、アウェイのオリンピコから勝ち点1を持ち帰ったミラン。現時点での格上相手に上々の結果ではあるが、本田は勝ちにいきたかったようだ。
守備には懸命に貢献し、インターセプトも多かった。ただ、本音は攻撃でも結果を出したかったということらしい。
「それを本当はしたくないんですけど、それはチームとしての力の差というか。どうしても引いてしまうと良いところはミランとして出ない。今日はこのスタジアムで、相手がローマという事で、どれだけ自分たちの良さが出るか挑戦したんですけどね。結果としてはあまり出なかったですね」
序盤ではゴールラッシュをし、6ゴールを挙げた本田だったが、前半戦についてはこう振り返る。
「途中から、少なくともゴール前ではフリーでいさせてもらえない状況が続いて、点を取るなら何かしらもう一つ工夫が必要な状況ではあった」。その工夫とは、「工夫っていうか個人的な戦術、個人技ですよね」と回答。
具体的には種々あるが、「左足で打つのか、右足で打つのかを含めて、ヘディングで点を決めるのか。そのマークを一瞬どう外すのか。いくつか駆け引きのやり方はありますけど、それは練習から取り組んでいます。あと、味方がもう少し僕を理解出来ればとれていたなっていう場面も10試合振り返ればいくつかあったんで」と語った。
そしてこの試合を最後に、本田はアジアカップへと向かう。日本の連覇がかかっているが、大会の抱負については、以下のように答えていた。
「当然、連覇ということでいえば、それを阻止しにくる強豪が何チームかあるので、想像以上に難しい試合になるんじゃないかと。当然相手だけでなくてピッチの状態、レフェリー、色んな要素が絡んでくるのがアジアカップ。色んなものをどれだけ味方にできるか。ポジティブに考えるかが非常に大事じゃないかと思います」
【了】
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