クラブ世界3位に輝いたオークランド・シティ【写真:Getty Images】
FIFAクラブW杯の3位決定戦が20日に行われ、北中米カリブ王者クルス・アスルをPK戦の末下したオークランド・シティが世界3位の座に輝いた。
オークランド・シティは序盤から事前の予想を裏切る展開で試合を支配し、前半終了間際にドフリースのゴールで先制。
しかし、後半に入るとクルス・アスルに主導権を握り返されて苦しい展開に。北中米カリブ王者はロハスのゴールで1点を返すものの、その後はオークランド・シティの粘り強い守備の前に逆転ゴールを奪えなかった。
両チームは1-1で90分を終えたが、3位決定戦は延長戦がないため、そのままPK戦に突入。
互いに1本ずつを外して3-2で迎えた後攻のクルス・アスルの4本目をオークランド・シティの守護神スプーンリーが見事な反応でストップ。
そして決めれば勝利となる5本目をイッサが冷静に沈め、オークランド・シティの選手たちは歓喜に包まれた。
クラブW杯史上初、オセアニア王者が3位に輝く快挙を達成。アマチュアクラブのため、選手たちは皆サッカー以外に仕事をしながらプレー。さらに今大会では120分の死闘を2度も経験し、やっとの思いでつかんだ1勝はオセアニアサッカー界にとって希望の1勝となった。
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