同点ゴールのMFバスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】
年内の最後の試合となったブンデスリーガ。現地時間19日にはバイエルン・ミュンヘンがFW岡崎慎司の所属するマインツとアウェイで対戦して2-1で勝利している。
ここまで16戦無敗、失点が「3」と驚異的な強さを見せるバイエルン。しかし前節、FWロベルト・レバンドフスキを含め3人が負傷交代するアクシデントに見舞われる。この試合で結局3人が間に合わない上に、MFセバスティアン・ローデが風邪で遠征メンバーから外れるなど総勢10名以上の主力級選手を欠くことになった。その苦しい台所事情を証明するようにベンチには2人のGKを入れて臨んでいる。
対して、ここまで8戦未勝利のマインツだが、王者相手とは言え年内最終戦のホームでサポーターのためにも勝利で終わりたい。
ホームの勢いに乗り先にチャンスを得たのはマインツ。4分に中央の岡崎が右に振り、右からクロス。そのクロスにデ・ブラシスが合わせネットを揺らし、ゴールかと思われた。しかし、これは惜しくもオフサイドの判定で先制ならず。
19分にはバイエルンがチャンス。右からDFラインの裏に抜け出したロッベンがGKまで交わすが、これもオフサイドの判定。
そしてほぼ互角の展開で進んだ21分。中央でボールを奪ったマインツはカウンターから右に開いた岡崎へ。岡崎のクロスに走り込んだソトがノイアーの股を抜きゴール。ノイアーは今季4点失点目となるゴールを奪われ、マインツに先制される。
しかし、先制も束の間。24分にバイエルンはFKをシュバインシュタイガーがゴール左ポストに当てながらも直接決めて同点にする。
その後はどちらも集中した試合で得点を奪えず1-1で前半を折り返した。
後半49分にマインツはク・ジャチョルのパスにうまくマリがDFの裏へ抜け出しGKと1対1に。しかし、ここはノイアーがファインセーブし、勝ち越しを許さない。
バイエルンがボールを支配し、マインツがカウンターという展開が続くが、どちらもゴールは生まれない。
そのまま、試合は引き分けかと思われた90分。ベルナトが左サイドを猛スピードで上がり、クロス。中でつぶれたミュラーの後ろにいたロッベンが決めて2-1。ついに逆転に成功する。
このまま試合は終了し、バイエルンはリーグ17戦無敗、マインツは王者相手に堂々の戦いを演じるも9戦未勝利でシーズンを折り返した。
【了】
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