ゴールを決めたアルトゥーロ・ビダル(左)とフェルナンド・ジョレンテ(右)【写真:Getty Images】
セリエA第16節が現地時間の19日に行なわれ、ユベントスはアウェイでカリアリと対戦した。
マッシミリアーノ・アッレグリ監督がベンチ入り処分を受けるかと思われていたユベントスだが、直前でチームの異議が受けいれられ無事ベンチ入りを果たした。
両チームのスターティングメンバーは以下。
カリアリ(4-4-2)
GK:アレッシオ・クラーニョ
DF:シモーネ・ベネデッティ、ルカ・チェッピテッリ、ルカ・ロッセッティーニ、マルコ・カプアーノ
MF:アントニオ・バルザーノ、ダニエレ・コンティ、アルビン・エクダル、ダニーロ・アベラール
FW:ビクトール・イバルボ、アンドレア・コッス
ユベントス(4-3-1-2)
GK:ジャンルイジ・ブッフォン
DF:シュテファン・リヒトシュタイナー、アンジェロ・オグボンナ、ジョルジョ・キエッリーニ、パトリス・エブラ
MF:クラウディオ・マルキージオ、アンドレア・ピルロ、アルトゥーロ・ビダル、ロベルト・ペレイラ
FW:フェルナンド・ジョレンテ、カルロス・テベス
開始早々の3分、ユベントスがあっさり先制する。ショートコーナーからピルロがグラウンダーのクロスを入れると、オグボンナがヒールでコースをずらし最後はテベスが押し込んだ。
しかし、カリアリも早速反撃する。左サイドからイバルボがワンツーで攻め上がりクロスをあげるとゴール前でフリーになっていたエクダルがヘディングシュート。しかし、ここはブッフォンがなんとかボールをかきだす。
すると15分、早くもユベントスが追加点に成功する。マルキージオが左に展開すると、エブラがマイナスのクロスを送る。これをビダルが落ち着いて右脚ミドルシュート。ボールは美しい弧を描くとゴール右隅に吸い込まれた。
そのままユーベペースで前半を終えると、カリアリはハーフタイムにベネデッティを下げてMFゴッドフレッド・ドンサーを右サイドハーフに入れる。後半が始まると積極的なプレスでリズムをつくっていく。47分にはエクダルが惜しいミドルシュートを放つも、これはわずかにゴール右にそれていく。
それでも、個人技で試合の流れを断ち切ってしまうのが今のユベントス。51分にロングボールを受けてDFを背負ったジョレンテが、そのまま反転してシュート。決定的な3点目を決めてしまう。
リズムを崩されたカリアリだが、その後も前線からのプレッシングを中心にユベントスを攻め立てていく。すると65分コーナーキックからロッセッティーニのヘディングが決まり1点を取り返す。
その後はややオープンな展開となった両チームだが、結局ユベントスがそのまま3-1で勝利を収めた。これでユーベは勝点を39まで伸ばし、冬の王者を確定させた。ユベントスは現地時間の22日、スーペル・コッパでナポリと対戦する。
【了】