リバプール所属のイングランド代表スターリング【写真:Getty Images】
リバプールのブレンダン・ロジャース監督が、今やリバプールの攻撃の中心とも言えるラヒーム・スターリングを絶賛。18日付のイギリス『スカイ』によれば、ロジャースは「彼は前線ならどこでもプレーできる」とその多才ぶりを高く評価している。
負傷中のダニエル・スタリッジをはじめ、マリオ・バロテッリ、リッキー・ランバートらFW陣が結果を出せない中、先日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも最前線で起用され、好機を演出していたスターリング。
ロジャースは同選手について「彼はストライカーとしてプレーしたが、一般的なストライカーとは違う」とし、「彼はDFに捕まることなく、スペースのあるところでプレーする。彼はスピードがあるから相手の背後を突けるんだ」と、分析している。そして、「アレクシス・サンチェスのようだ」と、アーセナルでプレーするチリ代表FWの名を比較対象に挙げている。
「彼のベストポジションは左サイドだが、私は彼なら出来ると思ってストライカーで起用した」
「ラヒームは並外れた選手。昨季は若くしてワールドクラスの選手たちと一緒にプレーした。今季はそうではないが、それでも彼は前進を続けている」
ロジャース監督の言葉からは、この20歳の逸材に大きな期待を寄せていることが窺い知ることができる。スターリングがリバプールからの契約延長オファーを断ったという噂もあるが、クラブの、そして指揮官の未来もこの男に懸かっているのかもしれない。
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