鹿島への加入が決定した高崎寛之【写真:Getty Images】
鹿島アントラーズは18日、徳島ヴォルティスからFW高崎寛之を完全移籍で獲得したと発表した。
高崎は茨城県出身の28歳。駒澤大学を卒業後、浦和レッズを経て水戸ホーリーホック、ヴァンフォーレ甲府でプレーし、2013年に徳島へ加入。今シーズンは30試合に出場し7得点と、初めてのJ1挑戦となった徳島で気を吐いた。
鹿島のセンターフォワードにはダヴィと赤崎秀平がいるが、ストロングポイントは異なる。前者は単独で局面を打開し、後者は裏への飛び出しなど味方とのコンビネーションでゴールへ迫るタイプ。ここに高さもあってポストプレーもこなせる高崎が入ることで、前線のバリエーションに厚みが生まれることが期待できる。高崎がフィットすればカイオ、土居聖真、遠藤康、豊川雄太ら得点力を備える2列目の選手たちもより活きるだろう。
鹿島の公式HPを通して高崎は「地元茨城の鹿島アントラーズからオファーをいただき、リーグでの優勝争いが義務付けられたチームに加入するにあたり、責任と誇りを持ってプレーしたいと思います。リーグでタイトルを獲得するために、サッカー選手としてキャリアで功績を残せるように、チームのために身体を張って熱くプレーしたいと思います。応援よろしくお願いします」とコメントしている。
また徳島の公式HPでもメッセージを残している。
「2年間という短い間でしたが、応援いただいた皆様ありがとうございました。昇格と降格という経験をしてみんなで喜んでみんなで泣いた激動の2年間でした。そういったことをチームメートと仲間として経験できたことは自分自身の人生にとってかけがえの無い財産になったと思います。全然試合に出れないシーズンを過ごしてきた後に徳島ヴォルティスに来て、自分自身のプレーを取り戻すことができたのはチームメートやスタッフ、そして応援してくださる皆様のおかげだと思っています。徳島で再起できたということを胸に、これからもサッカー選手として頑張って行きます」
今シーズンは最後まで優勝争いに絡んだ鹿島。常勝が義務付けられるクラブで、高崎はどのようなプレーを見せてくれるだろうか。
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