決勝進出を決めたサン・ロレンソ【写真:Getty Images】
FIFAクラブW杯準決勝サン・ロレンソ対オークランド・シティの一戦が行われ、南米王者のサン・ロレンソが辛くも決勝進出を決めた。
サン・ロレンソは素早い攻守の切り替えで高い位置からプレスをかける。オークランド・シティもそれに圧倒されることなく、落ち着いて試合を進めようとしている。
前半アディショナルタイム、左からマイナスの折り返しをバリエントスが落ち着いて決め、サン・ロレンソが先制に成功しハーフタイムを迎えた。
後半もサン・ロレンソはアグレッシブな戦いを見せるが、自陣での雑なプレーも散見され、相手にボールを渡してしまう場面も多い。
オークランド・シティが何度かチャンスを迎える中、68分に右サイドからオーバーラップしていたベルランガが、角度のないところからシュートを決めて同点に追いついた。
サン・ロレンソは失点の直前から準備していたロマニョーリを投入。30分にはカウテルッチオが個人技からフィニッシュも枠に嫌われる。
90分では決着がつかず、試合は延長戦に突入した。そして延長前半3分、PA内のこぼれ球に反応したマトスが左足で蹴り込み、南米王者が待望の2点目を奪った。
延長後半にはポスト直撃のシュートを放つなど、オークランド・シティも諦めず最後までゴールを目指した。しかし、一歩及ばず試合終了。サン・ロレンソが2-1で勝利し、レアル・マドリーとの決勝戦に進むこととなった。
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