14日に行われたジェノア対ローマの試合(1-0でローマが勝利)で、途中出場した38歳の元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが見せた2つの珍事が話題となっている。15日の英紙『ミラー』など複数メディアが報じた。
ベンチスタートとなったトッティは後半32分、セルビア代表FWアデム・リャイッチと交替した際、キャプテンマークを渡しにトッティの元へと駆けつけたマリ代表MFセイドゥ・ケイタに対し、「やめろ!(ポジションへ)戻れ!」と連呼して鬼の形相でケイタの手を突っぱねた。
この日のトッティはそれで終わらなかった。セリエAの歴代通算得点ランキングで2位を走るトッティは、イタリアの伝説的選手シルビオ・ピオラ氏が持つ274得点にあと37ゴールと迫っているため、相手の無意味な遅延行為にも苛立った。ジェノアのMFアンドレア・ベルトラッチがファウルを受けてしばらくピッチに倒れ込んでいると、トッティは主審の目の前で「演技だろ。立てよ」と言わんばかりにベルトラッチの背中を蹴った。これには主審も同調したのか、本来なら警告ないし退場処分に科されてもおかしくない行為がお咎め無しに終わった。
なお、ローマは現在、首位ユベントスと勝ち点1差で2位につけている。
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