アジア杯に臨む23選手の中に清武弘嗣が選出【写真:Getty Images】
日本代表のハビエル・アギーレ監督は15日、JFAハウスでアジア杯に臨む23選手を発表した。
今回、大会に臨む最終メンバーにはMF清武弘嗣が“滑り込み”で選出。ここまでの計6試合で一度もメンバー入りしなかった中での選出に関しては「継続的にチェックしていた。複数ポジションをこなすことができる」と理由を説明。
さらに、「難しいリーグでレギュラーとして活躍している」と、所属するハノーファーでのパフォーマンスを称賛。今季全15試合に出場(開幕戦を除く14試合に先発)し、13日のブレーメン戦では1ゴール1アシストを記録する活躍ぶりは「代表選出に価する」と高く評価した。
一方で、初戦のウルグアイ戦から第4戦ブラジル戦まで招集され、守備的な中盤のポジションを担うことが予想されていたMF細貝萌が落選。
さらに、これまで選出こそなかったものの、天皇杯決勝で2得点を挙げるなどガンバ大阪の3冠獲得に大きく貢献して選出の期待も高まっていたFW宇佐美貴史も漏れた。
アギーレ監督自身は、選手個人の落選理由を口にしなかったものの、選手選考にあたって「1つ2つのポジションで迷った。1つのポジションしかできない選手と複数のポジションをこなす選手のどちらを呼ぶか」と述べた。
細貝はアンカーとインサイドハーフで起用されたが、その際にアギーレ監督のテストをクリアできなかったと思われる。
また、宇佐美に関しては、就任当初に掲げていた「ボールを持たない88分間で貢献できる選手」というポイントに合致しなかった可能性が高い。
しかし、今回落選したとはいえ、攻守で決定的な存在となる力のある両選手だけに、今後代表入りのチャンスは十分にある。それだけに、アギーレ監督も「力がありながら落選した選手は落ち込まず努力してほしい」と期待を寄せた。
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