バルセロナのMFシャビ【写真:Getty Images】
バルセロナのMFシャビは、スペイン紙『エル・パイス』のインタビューで過去を振り返り、クラブや同選手を取り巻く現状についても言及した。同紙が14日に伝えている。
今夏スペイン代表引退を決断したシャビは「サッカー人生は残り少ない」とし、年齢による衰えもあり「3日毎プレーする体力は無い」とも伝えた。
代表チームとバルサの黄金時代に大きく貢献したシャビは、スペイン史上最多のトロフィー獲得選手であるも「過去の栄光に浸ってはいけない」と、今を生きる姿勢を見せた。
マスコミの批判に聞く耳も持たない選手も少なくないが、同選手は正反対のタイプだと語り「何を向上できるか、どうしたらファンを魅了できるか常に考えている」と強調した。
今季就任したルイス・エンリケ監督については「これがバルサだ」と、批判は日常茶飯事であることを指摘した。また、今夏の放出リストに入っていたシャビは「(監督は)プレーするに値するなら、試合に出すと正直に言ってくれた」と話し、指揮官がクラブ残留を説得した張本人だったと明かした。
わずか10歳しか違わない2人は、98年から04年までバルサでチームメイトだった。お互い尊敬し合っている仲で、友好な関係だとも伝えた。その証拠に、L・エンリケ監督はシャビのことを「ペロポ(天然パーマ)」というあだ名で呼んでいるという。ファンと現地メディアが同監督を疑問視する中、選手の支持は得ているようだ。
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