先制点を喜ぶエデン・アザールとオスカル【写真:Getty Images】
イングランドプレミアリーグ第16節、チェルシー対ハル・シティの試合が13日に行われ、2-0でホームのチェルシーが2試合ぶりの勝利を掴んだ。
先週末のニューカッスル戦でシーズン無敗が途切れたチェルシーは、水曜日のCLスポルティング戦でテリー、アザール、ウィリアンに休養を与え、ドログバ、オスカル、イバノビッチはベンチに座ったまま試合を終えた。
そういった休養十分な選手たちが多くいる一方で、チームトップの11アシストを記録していたセスクを出場停止で欠き、代役にはミケルが先発。さらにGKはCLに続きチェフが今季リーグ戦2試合目の先発出場を果たした。
大黒柱を失ったチェルシーだが、それを感じさせない力強さでハルを圧倒する。そして7分には先制に成功する。
中央のマティッチから左サイドのオスカルに展開し、右足でエリア内にクロスを送る。そのボールに逆サイドから走りこんだアザールが完璧なタイミングで合わせて今季6点目となるゴールを挙げた。
1点を先行して前半を折り返したチェルシーだが、セスクの不在が響いているのか組み立ての局面で決め手を欠き、追加点が遠い。
徐々に試合は悪い方向にヒートアップしていく。特に50分を過ぎてからハルの選手が不必要なタックルを繰り返し、60分にはハドルストーンが一発退場となってしまった。
61分にはウィリアンのクロスがチェスターの手に完全に当たっていたが、フォイ主審はPKを取らず。激しいプレーが続く中で審判の判定にも迷いが見え隠れする。
数的有利を生かしたいチェルシーは68分、セットプレーの流れからアザールのスルーパスに抜け出したジエゴ・コスタが流し込んで待望の追加点をゲットした。
ジエゴ・コスタは11月22日以来の今季12点目。久々のゴールで得点ランキングトップのアグエロにあと2点と迫っている。
その後はしっかりと試合を締めてクリーンシートを達成。ニューカッスル戦の敗戦を引きずることなく勝利を取り戻した。
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