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勝てないドルトムント、残留争いの直接対決でヘルタに痛い敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

勝てないドルトムント、残留争いの直接対決でヘルタに敗戦

古巣相手に先制点を挙げたFWユリアン・シーバー【写真:Getty Images】

 ブンデスリーガ第15節が現地時間13日に行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはアウェイでMF細貝萌とFW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンと対戦。0-1で敗戦を喫している。

 残留争いから一歩抜け出すためには、どちらも負けられない一戦。香川はベンチ入りも出番なし、細貝はベンチスタートで69分から出場、原口はベンチ外となっている。

 前半立ち上がりはどちらも慎重になったのか、大きなチャンスはなく時間が過ぎていく。徐々にボールをドルトムントが保持し始めるが、決定的チャンスは生まれない。

 先にチャンスを得たのはホームのヘルタ。25分にカウンターから得たFKをロニーが直接シュート。しかし、枠をとらえられなかった。

 その後もしばらくこう着状態が続くが、35分にドルトムントにアクシデント。ムヒタリアンが右太もも裏を痛めて自ら交代を要求。ブワシュチコフスキが投入される。

 そして、40分に試合が動く。中盤でボールをカットしたヘルタが中央のシーバーへパス。シーバーがDFを交わしてゴール。古巣相手に待望の先制点を挙げた。

 45分にもカウンターからベーレンスがフリーでシュート。しかし、これはGKランゲラクが好セーブを見せ、ドルトムントは追加点を許さなかった。

 ワンチャンスをものにしたヘルタが1-0でリードして前半を折り返す。

 後半、ドルトムントはケールに代えてA・ラモスを投入。攻撃的に出る。

 それでも流れは変わらず、前半同様に主導権争いが続く。

 58分にヘルタのベン=ハティラがシュートを放つもサイドネット。どちらもラストパスの精度を欠きなかなか決定機は生まれない。

 65分にドルトムントにようやく決定機。裏へ抜け出したインモービレがシュートを放つ。これはGKがセーブ。同点に追いつけない。

 1点のリードを守りたいヘルタは69分に2枚交代。ベン=ハティラ、シェルブレッドに代えて、ファン・デン・ベルフ、細貝を投入する。

 直後の72分、ドルトムントのチャンス。ゴール前でFKを得るが、これはDFに当たりゴールならず。直後のCKでもフンメルスがヘディングシュートを放つがGKがセーブ。なかなか点が奪えない。

 80分にもギュンドアンがミドルを放つがGK正面。86分の2回にわたる決定機も得点は奪えない。アディショナルタイムにも立て続けにチャンスを得るがそれでも点は入らない。

 結局ドルトムントは得点が奪えず敗戦。再び入れ替え戦圏内に順位を落としている。

 【了】

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