Off the pitch
監督業だけであれば、次のシーズンの準備を自分のペースで行えるが、強化活動では年末年始は業務的にはピークの時期。会社への出勤はなくても、携帯電話が手放せない。業務に慣れていないこともあり、気が休まらない雰囲気は家族には申し訳なかったと反省している。
また引っ越しも重なり、大変ではあったが、そんなときには両親が手伝ってくれた。しかしながら、親が歳をとっていくスピード早く感じ、少なからず違和感も覚えた。
息子は順調に成長している。来年からはいよいよ幼稚園。子供の成長も本当に早い。昨年の浦和でコーチをしている時は、家族、子供との時間をたくさん持つことができたが、今年はそうはいかなかった。
小さな息子はパパとの時間が少なくなったことをどんな風に感じているのだろうかとたまに考える。自分の両親も共働きをしていたし、小さな時の記憶はさすがにもうほとんど覚えていない。それでも親父に遊んでもらったこと、色々なところに連れて行ってもらったことは楽しい思い出として残っている。
監督としてだけでなく、父親として、夫として、息子として、やるべきことと、やりたいこともしていかなくてはと思う日々である。
【第14回につづく】
※次回は1月更新予定
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プロフィール
西村卓朗
1977年8月15日生まれ、東京都出身。
【サッカー選手歴】
スポーツクラブシクス-三菱養和SS(ジュニアユース、ユース)-国士舘大学-浦和レッドダイヤモンズ(2001-2004)-大宮アルディージャ(2004-2008)-Portland Timbers(2009/アメリカ2部)-Cystal Palace Baltimore(2010/アメリカ2部)-コンサドーレ札幌(2011)
【コーチ歴】
浦和レッドダイヤモンズ ハートフルクラブ普及コーチ(2012)
VONDS市原監督(2013~)