ミランファンが掲げた2012年に取り消されたサリー・ムンタリのゴールシーン画像【写真:Getty Images】
ゴールラインテクノロジーに揺れているセリエAだが、イタリアサッカー協会(FIGC)のカルロ・タベッキオ会長は来季からの導入を検討しているようだ。イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。
セリエA第13節のミラン対ウディネーゼで、ミランのDFアディル・ラミのヘディングがゴールライン上で相手GKにキャッチされ、その判定が話題となっていた。試合後ミランのCEOアドリアーノ・ガッリアーニはFIGCに対しゴールラインテクノロジーの導入を要請した。
それに対し、現在活動を禁止されているもののカルロ・タベッキオ会長が応答した。同氏は来季の導入を検討していることを明かした。
「来季、協会にゴールラインテクノロジーの導入を提言するよ。これはFIFAや国際サッカー評議会の確認なしに決定できない事柄だ。彼らの判断にかかっている。」
一方で、仮に来季からゴールラインテクノロジーが導入されたとしても、費用の関係でセリエAのみになる可能性が高いことにも言及している。タベッキオ会長は「現時点ではセリエBに適用することは難しいだろう」と述べた。
毎年のように判定が大きな話題を呼ぶセリエA。ゴールラインテクノロジーの導入でこの永遠の課題をクリアすることはできるのだろうか。
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