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セリエA 10年前

ミラノの栄誉を守るべき日に敗戦。本田「ミランに来てから最悪」。長友「凄まじいブーイング」

セリエA第14節、ミランとインテルはミラノの街を守るべき「聖アンブロジウスの日」にそろって敗戦。先発した本田圭佑と長友佑都に対して、地元メディアは一様に厳しい評価を下した。

text by 神尾光臣 photo by Getty Images

「ミラン&インテル、なんて音痴なんだ!」

 12月7日は、ミラノの街にとって大事な日である。

ミラノの栄誉を守るべき日に敗戦。本田「ミランに来てから最悪」。長友「凄まじいブーイング」
ジェノア戦から一夜明けた8日、地元紙は本田圭佑について酷評だった【写真:Getty Images】

 ミラノの守護聖人である4世紀のミラノ司教聖アンブロジウスを記念する「聖アンブロジウスの日」として、この日に前後して様々な祭りやイベントが催されるからだ(余談だが、FCインテルナツィオナーレはファシスト政権下で『アンブロジアーナ・ミラノ』と呼ばれたが、それはここからきている)。

 オペラの殿堂であるスカラ座のレギュラーシーズンがこの12月7日となっているのも、本来は「聖アンブロジウスの日」の一環だからである。そして今年はどういう巡り合わせか、ミランとインテルもこの日に試合することになった。

 しかしその結果は、ご存知のとおり最悪なものになった。街の栄誉を守るべき日に、そろって負けの体たらく。8日付の地元紙も、見出しから辛口だった。

「ミラン&インテル、なんて音痴なんだ! スーパージェノアとウディネーゼは、この小さな小さなミラノの2チームを倒す」(ガゼッタ・デッロ・スポルト)

「2つのクラブにとって苦い聖アンブロジウスの日。ミラノは沈む」(コリエレ・デッロ・スポルト)

 そして、ミランとインテル、それぞれに分かれて所属する本田と長友も、この日のパフォーマンスは辛口な評価が下されていた。

 0-1で破れたジェノア戦から一夜明けた8日、地元紙はいいところのないまま後半26分に交代させられた本田について、「おそらくミランに来てから最悪の試合内容」(ガゼッタ・デッロ・スポルト)などと酷評した。

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