フットボールチャンネル

香川真司 10年前

「カガワの代わりに彼を必要とする」。ギュンドアンに最高点「1」。トップ下変更が危機からの転換か

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「2人の地位を確立したプレーヤーを外に出す」

 ビルト紙によるホッフェンハイム戦のドルトムントの先発メンバーの採点は次のとおり。

 【GK】ランゲラク「3」、【DF】ピシュチェク「2」、スボティッチ「3」、フンメルス「1」、シュメルツァー「3」【MF】ケール「3」、ベンダー「3」、オーバメヤン「2」、ギュンドアン「1」、ムヒタリヤン「3」、【FW】ラモス「4」。

 ホッフェンハイム戦で出場のなかった香川に対して採点は付与されていない。

 また7日付のビルト日曜版は、バイデンフェラーと香川の先発落ちについて「2つの主力を剃る」として触れている。同紙は「ロマン・バイデンフェラー(フランクフルトでヘマをする)とシンジ・カガワ(公式戦16試合でただ2ゴール3アシスト)の2人の地位を確立したプレーヤーをクロップは外に出す」と記した。

 そしてビルト日曜版が大きく取り上げたのが、ロイスである。同紙は松葉杖なしで右足に特殊なシューズを履いて、練習場で甥(顔にはモザイクが掛っている)の手を取るロイスの姿を収めた写真を掲載した。

「朗報」として、「負傷した代表選手は翌週にはもう最初のカムバック・トレーニングを始める」としている。

 ビルト紙の最後にはクロップによる次の言葉が載った。

「我々は現在14の勝ち点を抱えている。まだ十分ではない。さらに前へと進まなければならない」

 6日のホッフェンハイム戦が、危機からの転換であったことを示すために。

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

関連リンク

ドイツが独自に試みる「個」へのアプローチ「ライフキネティック」理論とは何か?
フットボールサミット第13回 香川真司取扱説明書 KAGAWAの活きる道

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!