年内残り2戦、チームを救う活躍ができるか
もちろん、アントネッリはCKから32分の決勝点を決めた張本人であり、ペロッティはそのゴールをアシストしたCKキッカーだったことが高評価の主な理由だろう。
さらに、攻撃面だけでなくミランの“生命線”でもある右サイドを抑え込んだ守備面でのミッションもクリアしていた。
ミランはチームとしても前述の通り、パス成功本数、アタッキングサードでのパス本数で上回りながらもチャンスメイク数ではジェノアの7回より少ない4回に止まっていた。
決して悲観する内容ではなかったものの、“がっぷり四つ”でぶつかり合った末に試合を制したジェノアがチームの総合力で上回った結果となった。
本田個人としても、厳しいプレスの中で存在感を失うことなく動き続けたことは状態が上向きな証拠でもある。
それでも、チームが欧州大会への出場権を獲得するためには、この相手からも勝ち点をもぎ取らなくてはならない。
年内の残り2戦はナポリとローマ。より厳しい状況でのプレーとなることが予想されるが、再びチームを救う活躍を見せるかがシーズン後半への試金石となるだろう。
【了】
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