千葉のDF山口智【写真:ダン・オロウィッツ】
J1昇格プレーオフの決勝は7日、味の素スタジアムで行われモンテディオ山形がジェフ千葉を1-0で下し、6年ぶりの昇格を決めた。
試合後、敗れたジェフ千葉のDF山口智がインタビューに答えている。
試合はわずか1点差で敗れた。山形のFW山崎雅人に決められた1点が全てを決めた。「今日の試合を見ていてみなさんお分かりの通り戦っていないです」と話す山口。
「日頃から出来ていないことは出来ていないまま。自分の未熟さだと思うので、何とかできなかった自分が悔しいですね」と厳しいコメントを残している。
百戦錬磨のベテランDFは1点が遠かった攻撃について「見ててどうでした?そのままだと思いますよ。僕らが言うと文句みたいになっちゃうけど、冷静さはなかった」と、語っている。
失点シーンに関しても「マークはついていたし、昨日の練習からずっとやっていた。それでもやられる時はやられるね」として、「試合中に何とかするのがプロ。一瞬の隙を見せてしまったら絶対にやられる世界ですから」と悔しさを露わにした。
ガンバ時代にはJリーグやアジアチャンピオンズリーグなど多くのタイトルを獲得している山口。プロの世界の酸いも甘いも噛み分けてきた36歳だからこそ「もっと競争しないといけないと思いますけどね。日ごろからプロとしても、人としても。とにかく甘いですよね。甘いです」と、最後まで辛辣な言葉で今季の戦いを振り返っていた。
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